拓殖大学に所属している不破聖衣来選手。
『女子10000m 30分45秒21』を記録し、
日本歴代2位・日本U20新記録・日本女子学生新記録を達成しています。
髙橋尚子さんも太鼓判を押した、次世代新星のランナーです。
中学時代には、敵なしという不破聖衣来選手の成績がどんなものか気になりますよね。
高校は、姉の背中を追って選んだそうですが、卒業後は大学進学を選びました。
その背景には五十嵐監督の言葉があったそうです。
そこで今回は、不破聖衣来選手の高校・中学時代の成績と、拓殖大学進学を決めたきっかけについて調査しました。
ぱっと読める目次
不破聖衣来の出身高校
高崎健康福祉大学高崎高等学校/普通科アスリートコース
高校は、姉と同じ健大高崎高校に進学しています。
しかし、左足のシンスプリントで走れる時間が減って、練習できない日々に悩まされていました。
その後は、新型コロナウイルス感染拡大で次々と大会が中止。
練習もまともに出来ず、自粛期間の日々を送ることになりました。
不破聖衣来選手は、自粛期間でもしっかりと実力をあげています。
その成果が、今の不破聖衣来選手の強さになっているんですね。
成績
2019年
- 全国女子駅伝 1区 区間28位
- 東日本女子駅伝 3区 区間2位
2020年
- 全国女子駅伝 4区 区間13位
- 全国高校陸上2020 3000m 6位
不破聖衣来の出身中学校
高崎市立大類中学校
本格的に陸上を始めた中学校で、陸上競技部に所属。
クロカン・駅伝・トラック全てで敵なしの強さを発揮してきました。
中学生は成長の第一段階でもありますので、始めたタイミングもよかったのかもしれませんね。
姉を目標にしていたそうで、姉妹仲がいいのが伝わります。
成績
ジュニアオリンピックB1500mで優勝したときの様子です。
2位と大差をつけて、圧巻の速さでゴールしました。
2016年
- ジュニアオリンピック B1500m 優勝
- 東日本女子駅伝 4区 区間賞
2017年
- 全国女子駅伝 3区 区間賞≪未来くん賞≫
- 全中クロカン 3㎞ 優勝
- 群馬リレーカーニバル 1500m 優勝
- 中学通信陸上 1500m 優勝
- ジュニアオリンピック A3000m 優勝
- 東日本女子駅伝 4区 区間賞
2018年
- 全国女子駅伝 3区 区間賞
- 全中クロカン 3㎞ 2位
- 国民体育大会 少年B1500m 2位
- ジュニアオリンピック A3000m 2位
不破聖衣来の出身小学校
高崎市立中居小学校
不破聖衣来選手が陸上に触れたのは、小学2年生のとき。
校内持久走大会に向けて、祖父と一緒に朝ランニングをしたのが始まりだそうです。
「おじいちゃんが一緒にいてくれて、それで走るのが楽しくなって、大会にも出るようになったりした。」
と話しています。
小学生と一緒に走れるおじいちゃんも凄いですよね。
実は、不破聖衣来選手のおじいちゃんはクロカンの元国体選手で、不破聖衣来選手もしっかり遺伝を引き継いでいる事が分かります。
しかし小学校の頃は、陸上よりバスケットボールに夢中になっていました。
そこで、心身ともに鍛えられたのだと思います。
拓殖大学の決め手2つの理由
小さいころから追いかけてきた姉は、高校卒業後に実業団(元ホクレン/現センコー)に入っています。
不破聖衣来選手も姉と同じ実業団に入るか、大学に進学するかしばらく悩んだそうです。
結果、拓殖大学へ進学しています。
これほどまでに実力のある選手が「なぜ、拓殖大学なのか」という声が多くありました。
調査してみると、2つの理由があることが分かったのです。
➀五十嵐利治監督の言葉
まず一つ目は、拓殖大学の監督「五十嵐利治の熱意」です。
五十嵐監督は、亜細亜大学時代で箱根駅伝を走ったこともあるランナー。
ユニバーサルエンターテインメントでコーチ業を積み、2016年に創部した拓殖駅伝の監督に就きました。
五十嵐監督が不破聖衣来選手の走りを始めて見たのは、中学の全国大会でした。
すでに敵なしの実力を持っていた才能に、「人生を掛けて獲りたい選手」と目を付けたそうです。
不破聖衣来選手が高校1年生の時に、10ページ分の「大学4年間の育成計画」のプレゼンテーションを行ったのが、最初の声かけ。
高校卒業後の進学にしばらく悩んだ不破聖衣来選手は、五十嵐監督の
「日本一ではなく、もっと先を見据えて世界で戦える選手にしたい。一緒に世界を目指して頑張ろう」
という言葉に大きく心を動かされ、拓殖大学に進学するきっかけになったそうです。
拓殖大学進学後、不破聖衣来選手の貧血を予防するために、食事の改善・サポートをしているそうです。
➁八田ももかさんの存在
こんばんは!
4年の八田ももかと1年の不破聖衣来です。
全日本大学女子駅伝まであと2日になりました。
最終調整して本番で良い状態を迎えられるようにしたいと思います。
応援よろしくお願いします。
(両サイドのぐんまちゃんは10秒チャレンジで描きました🐴どっちの方が上手いですか?笑) pic.twitter.com/xNsWLR4OkQ— 拓殖大学女子陸上部 (@takudai_ekiden) October 29, 2021
もう一つの理由が、姉の亜莉珠さんと同級生だった八田ももかさんの存在。
小さいころから姉のように接してきた人で「お姉ちゃんのような存在で、心の支え」でもあります。
その八田ももかさんが、当時拓殖大学の主将を務めていたことから、拓殖大学に進学しようと思ったきっかけと話していました。
不破聖衣来の高校や中学時代の成績は?拓殖大学の決め手は五十嵐監督だったまとめ
今回は、不破聖衣来選手の高校・中学時代の成績と、大学進学の決め手を調査しました。
- 高崎市立中居小学校から高崎市立大類中学校に進学
- 中学から陸上を始め、敵なしで有名になった
- 高崎健康福祉大学高崎高等学校・普通科アスリートコースに進学
- 高校入学後、新型コロナの影響で大会はほぼ中止
- 大学進学の決め手は、五十嵐監督の言葉と八田ももかさんの存在
以上のことが分かりました。
まだ大学2年生で、今後の成長が楽しみの選手です。
次の目標は、2024年のパリオリンピック。
これからも、不破聖衣来選手の活躍を応援しましょう。